美しいひと [想]
もうひとつのブログのレポには書ききれなかったけど、LOST IN TIMEのワンマンでの話。
最初の曲、「旅立ち前夜」のときの海北くんのシルエットが、本当に美しくて息を呑んだ。
そういう表現が適切なのかはわからないけど、立ち姿を見て美しいと思ったのは海北くんでふたりめ。
あの姿は一生忘れられないと思う。
生きてきたそのままが、姿に表れるんだなあ。
信じた道を一生懸命生きている、そんなあなたにわたしもなりたいよ。
ひとり [想]
楽しいことがあれば逆のこともあって。
日曜日に亡くなられた60代の男性の方は身寄りが少なく、遠方にお兄さんがおられるだけ。
今日でないと病院に来れないということで、亡くなったその方は一晩霊安室の遺体を安置する保冷庫の中におられた。
もともとお兄さんとは疎遠だったこともあり一緒には連れて帰れないとのことで、書類上の手続きが済んだら福祉のお世話になって埋葬されることになるそうだ。
お兄さんが来られて手続きが済んで、○○社の方が遺体を引き取りに来られたので、一緒に霊安室に行った。
保冷庫から身体を出してあげるときに、「一晩こんなところでひとりぼっちだったんだ」と思うと涙がこぼれた。
そしてお兄さんと最後の別れをして、寝台車に乗せられて病院をあとにされた。
生まれてきたときは、みんなに囲まれて産声をあげただろうに、どういう人生を送ってこられたのか死ぬときはひとり。
切ないなあ。
誰も自分の死んでいく姿なんて想像できないけれど、たったひとりでも泣いてくれる人がいたら、それだけでいいのかも。
そんなことをふと考えた一日。